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​すべての子どもに、チャンスを。

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子どもの貧困とは

現代の日本における深刻な社会問題のひとつが「子どもの貧困」と呼ばれる問題です。

経済的貧困が直接・間接の原因となり、実の親と暮らせなくなった子どもたちの多くは、社会的養護の元に育ちます。
具体的には、主に「児童養護施設」等の社会的養護に関わる児童福祉施設での生活と里親家庭での生活です。
その社会的養護の元での生活においても、しばしば多くの問題が複雑に絡まり合い、子どもたちの可能性が奪われています。

Living in Peaceこどもプロジェクトは、児童養護施設の子どもたちの支援を通じて、「子どもの貧困」という社会問題を可能なかぎり解決すること、ひとりでも多くの子どもたちが、自身の思いや夢を実現できる社会を目指します。

​|相対的貧困率

私たちの実質所得は、1990年代末にピークを迎えた後には下落を続け、現在は30年前の水準に戻っています。一方で、相対的貧困率は着実に伸び続け、現在一人あたりの等価可処分所得(家計所得を家計人数の平方根で割ったもの)が110万円以下の貧困家庭は16%となっています。特に貧困率が深刻なのは母子家庭で、3分の2の母子家庭では世帯収入が300万円以下です。

​日本の実質所得と相対的貧困率の推移

​母子世帯の世帯年収の分布

|国際社会における日本の貧困率

日本が一億総中流の国であるというのは今や完全なる幻想とも言えるほどに、その貧困率は世界的に見ても高いものです。貧困家庭にある子どもの比率、すなわち子どもの貧困率は、OECD各国の中で日本よりはるかに社会状況が深刻そうな国々とほぼ同じレベルです。特に、ひとり親家庭の子どもの貧困率OECD加盟国中で最低です。そしてその大きな理由は、この国でシングルマザーが働き口を探すのが容易でないからと考えられます。

ひとり親家庭の子どもの貧困率比較

​子どもの貧困率の国際比較

出典:「OECD Family Databese (データは2010年のもの)」

|日本の社会的養護

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。

出典:「一時保護所の概要把握と入所児童の実態調査 (和田一郎ほか)」

​|児童虐待

日本全体で、社会的養護の元に暮らすこどもは約4万6,000人に上り、そのうち半数以上のこどもが虐待を受けた経験を持っています。

児童虐待報告件数は10年間で約2.7倍に増加し、2014年も過去最高値を更新しました。

児童虐待報告件数

出典: 「厚生労働省 児童虐待の現状」

​|社会的養護からの自立

児童養護施設の退所年齢は原則18歳です。子ども達は、高校卒業と同時に施設を出て行かなければなりません。

 

​また、施設で暮らす子どもたちの大学等への進学率は全国平均の1/4以下 、大学等の中途退学率は全国平均の2倍以上です。

​大学等への進学率

​大学等の中途退学率

出典:厚生労働省 (平成21年)

出典:全国児童養護施設協議会 (平成24年)

​   文部科学省 (平成24年)

 

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