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「お金の教育事業」のリリースのお知らせ

September 14, 2019

 

Living in Peaceでは、社会的養護下の子ども達に向けた「お金の教育事業」を開始します。この事業を通じ、現実的なお金のプランをつくることで進学不安が解消され、奨学金等を利用して有意義な進学をする子どもが増えることを目指します。また、お金のリテラシーを高めることで、意図せざる中退者が減ることを目指し、ひいては、今後の人生に必要な生活力を少しずつ身に着けてもらいたいと思います。

 

※以下、2018年12月時点の最新情報に基づいて記載しております。

 

注:全国平均中退率は1年間における数値。児童養護施設出身者中退率は、進学後1年3ヵ月経過時点の数値。  

 

2017年度より給付型奨学金が制度化され、社会的養護下の子ども達の進学を後押ししていますが、まだ学費や生活費を十分にカバーするものではありません(例:大学進学の場合で3-4万円/月の支給)。このように退所後の経済的問題に不安を抱えており、より具体的な支援の施策がまだ必要と考えられます。

 


お金のリテラシーについての現実的課題
進学や中退は学力だけの問題ではなく、経済的な問題でもあります。具体的には、①進学資金の不足、②お金のリテラシー不足、の2点です。Living in Peace では、①については奨学金事業で既に着手しており、本事業では②の解決に着手します。

お金のリテラシーについての現実的な課題には、以下のようなものがあると分析します。


施設職員の専門性の違い
施設職員の方々へのヒアリングを続けた結果、お金のリテラシーについての外部講師のニーズがあることがわかりました。施設職員の方々は、子どものケアのエキスパートです。しかしながら、ことお金のことを教えるのであれば、ファイナンシャルプランナーや金融機関で働く方のほうが、より専門性を持っています。


個別のプランニングの必要性
「進学・卒業に必要なお金」は個人ごとに区々で、具体的に示す必要があります。例えば、大学か短大か専門学校か、私立か公立か、文系か理系か、首都圏か地方か、といった前提条件が存在します。個々にあわせたお金のプランをつくることはそれなりに手間もかかるため、施設職員や自立支援コーディネーターが独力ですべて対応することは難しいと思われます。


より「生活する力」にフォーカスしたお金の教育の必要性
例えば金融機関なども「お金の教育」を行っていますが、その内容はお金の歴史を教えるものであったり、投資教育であったりします。社会的養護下の子どもにむけては、進学および卒業のためのより現実的な「生活する力」にフォーカスしたものが必要と考えられます。

 

 

お金の教育事業・講座概要
お金の教育事業ではパイロットプログラムを既に開催しており、以下のような構成で行いました(注:最新の講座構成とは異なる場合があります)。講座を通じて子ども達と施設職員とお金についての理解を深め、具体的な進学のための資金プランをシュミレーションします。十分な理解と双方向性を保つため、参加型のワークショップ形式としています。なお、テキストのサンプルについては、こちらをご参照ください。

 

講座の受講対象は、児童養護施設の進学希望の高校生2~3年生を主に想定しています。厚労省の調査によれば、約46,000人いる社会的養護下の子どものうち、児童養護施設にいる人数が約29,000人と最も多いです(厚労省『社会的養護の現状について』2014年)。このため、まず当面は児童養護施設の支援を中心に取組みをスタートします。

 

なお、中高生向けに、お金についての早期意識付け講座も並行して準備しています。ここでは、大学等への進学を選択せずに就職する子ども達も対象として想定しています。

 


なぜLIPがお金の教育事業に取り組むのか
Living in Peaceがお金の教育事業に取り組む理由は、以下のようなものがあります。

 

プロボノというポジション

お金の教育事業は、社会性が高く、マネタイズが難しい一方でビジネススキルが必要という特徴があります。したがって、「非営利×プロボノ」の組合せが適している領域と考えられます。

 

 

メンバーのバックグラウンド
お金の教育事業は、ビジネスパーソンとして多様なバックグラウンドをもつメンバーが在籍するLiving in Peaceが得意な分野だと考えます。メンバーの本業には、金融機関勤務者をはじめ、会計士や弁護士といった専門家など、幅広い分野の人材がいます。

社会的養護への取り組みの経験・実績
児童養護施設建替支援、キャリアセッション事業、奨学金事業等、これまでの支援の経験を活かすことができ、シナジーが期待できます。

 

 

期待する効果

具体的なKPIとしては、進学率の向上や中退率の改善を目指します。給付型奨学金の制度化など、総合的にみて社会的養護支援の機運は高まっていますが、この機会を着実に活かして持続的なものにすることが必要です。すなわち、より効率的に進学資金を活用できるよう支援の輪を広げ、不可逆的にすることが大切です。

 

そして、この講座で学ぶことの効き目は長く、その後の人生においても生きる内容にできると考えています。生まれ育った環境に関わらず、もっと自由に生きることができる。そうした道筋をよりクリアに見せることが、本事業の究極的に目指すところだと思います。そして、これは Living in Peaceのミッションである「すべての人にチャンスを」の具現化のひとつであると信じます。



プロボノ募集のご案内
事業リリースのお知らせにあわせ、プロボノメンバーを募集します。Living in Peaceおよびお金の教育事業のミッションに共感した方で、例えば以下のような方々を募集します。

 

  • ファイナンシャルプランナー

  • 金融機関等でのご経験のある方

  • 弁護士・会計士・税理士などの専門家

  • 広報・マーケティングスキルのある方

  • その他、とにかくこの事業に真剣に取り組みたい方

 

パイロットプログラムを終えて印象的だったのは、講座に参加した子ども達や施設職員が安堵の表情に変わったことです。講座に参加するまでは、進学後のお金について不安をもっており、まだ奨学金をとるべきなのか真剣に悩んでいたようです。資金プランをグラフで見える形にしていくつか意見交換をする中で、安心感を持てたようでした。


この事業に参加したいと思った方は、是非とも我々と一緒に一歩を踏み出してもらえればと思います。ご関心を持った方は、こちらのミーティング見学フォームからお申込みください。想いをもった方々の応募を、心よりお待ちしております。

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